ホンダXL250Rパリダカ

XL250R
メーカーホンダ
モデル名XL250R
型式RD03
全長/幅/高2,170/865/1,230mm
ホイールベース1,385mm
車体重量125kg(乾燥)144kg(装備)
燃料容量21.0リットル
エンジン空冷4サイクルOHC4バルブ単気筒
総排気量248cc
最高出力22ps/7,500rpm
最高トルク2.1kg-m/7,000rpm
原動機型式MD03E
変速機型式リターン式6段変速
タイヤ(前)3.00-21-4pr (後)4.6-17-4pr

▮車両プロフィール▮
パリ・ダカールラリーで総合優勝したXL550R改をイメージして1982年に発売されたランドスポーツ車です。 車名にもある通り、ベースとなったのはXL550R改のレプリカモデルであるXL250Rですが、そのXL250Rをラリーレース仕様に換装したのがこのパリダカモデルです。 オンもオフも走破出来る器用なデュアルパーパスモデルで、その最大の特徴はガソリン容量21リットルのビッグタンクです。 一般的な大型バイクでもタンク容量が17リットル前後ですから250ccのミドルクラスにこの容量のタンクが如何にオーバースペックである事が分かります。 当時のパリダカの総走行距離12,000kmを意識したもので、給油回数を減らしタイム短縮を狙う大容量のタンクの迫力はかなりのものです。
オフロードとしての実績のあるタフなME03型250ccエンジンは良く回り、単気筒らしい小気味の良いフィーリングと独特の鼓動感を味合わせてくれます。 エンジン始動はキックスタートだけですが整備性も良く、エンジン下部にはエンジンガードも装着され、不意の接触からクランクケースを守ってくれます。
外装は競技マシンを思わせるゼッケンタイプのヘッドライトカバーやサイドカバーに大型のフロントオーバーフェンダーを装着し、ロングツーリングでもライダーの疲労を軽減させてくれる厚みのあるダブルシートに 大型リアキャリアや、豊かな光量のハロゲンヘッドランプなど、アドベンチャーバイクとしての数々の充実した装備を備えています。
鮮やかなレッドとホワイトのカラーリングに、青・白・赤のトリコロールカラーにペインティングされたタンクに飾られたホンダウイングと『Paris Dakar』のデカールが、 パリダカラリーで優勝した伝説のマシンを彷彿とさせます。


ちょっとした拍子に腰を痛めて半年近くも病院通いをする羽目になってしまいました。そのため現在乗っている大型バイクでは万一転倒した時に引き起こしが出来ない恐れがあり林道へも安心して入れませんので、より軽量で取り回しの楽な車種に乗り換えることにしました。

林道をハードに攻めるバリバリのオフロードバイクではなく、オン・オフ共に走れて尚かつロングツーリングが出来る車両を探していてこのマシンを見つけました。 大型リアキャリアや大光量のハロゲンヘッドランプなど長距離走行に必要な数々の装備を備えていますが、一番の魅力は何と言っても21リットルの大型燃料タンクです。やはりツーリング車にとって航続距離は重要です。

ネットで個人から購入したのですがかなり年を取っていましたので、レストアと理想のツーリングマシンを目指して色々と手を加えてみました。

XL250R


2019年10月9日
岐阜県飛騨市河合町
下小鳥ダム湖畔公園にて

▮改造内容▮(クリックすると詳細ページに移動します。)
サスペンション フロントサスをMD20用に交換
リヤもMD20のアルミスイングアームに変更
ブレーキフロントブレーキをディスクブレーキに変更。
ホイールフロントをXLR250R(MD22)用に変更。
バッテリーバッテリー容量アップ(大型化)。
エンジン キャブレターをXR250R(ME06)用に交換
バッテリー大型化によりA/Cボックス改造。
電装品関係ガラス管ヒューズをブレードタイプに変更。
ヘッドランプをビッグライトに交換。
光量UPのためフォグランプを追加。
スモールランプとテールランプをLED化
充電監視用に電圧計を取付け。
車体関係サンドブラストをかけてフレームを再塗装。
ロータリー式ステアリングダンパーを取付け。
積載量UPのためサイドキャリヤーを増設。
シートをシングルシートに改造。
シート短縮に伴い大型リヤフェンダーを新設。
サイドスタンドをアジャスタブル式に改造。
儀装関係カーナビを付けました。
トップブリッジの変更でメーターBKT新設。
ウインドシールドの追加。
クラッチレバーの操作性改善。
無くてもいいけどあると便利な電波時計取付
グリップヒーターを取り付けました。

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