スーパー銭湯「湯の箱こみち」ー函館市
5時24分、仲洞爺キャンプ場を出発。空は曇っていて洞爺湖畔は霧で見通しが悪いので慎重に走ります。 湖畔沿いの道道132号線を4㎞程走り、国道230号線に出てそこから未走行区間(青色)を国道37号線に向かいました。
6時08分、洞爺湖町で国道37号線に到着。海が近いせいか霧が次第に濃くなって来ました。
道の駅「とようら」で小休止をして、ここで「朝の薬」(年寄りは毎日大量の薬を処方されています(^^;)を飲んで、そのあと内浦湾に沿って長万部から国道5号線に入りました。
路面にはあちらこちら水溜まりがあり、天候も霧と言うより雨に近い状態です。
長万部から1時間ほどで八雲町に着きました。ここから道道67号線で渡島半島を横断して日本海側に抜けます。
9時10分、渡島半島を横切って厚沢部町で国道277号線に出ました。道の駅「あっさぶ」で名物の「かたこもち」と「メークインコロッケ」を頂いて朝食代わりにしました。 ちなみに、メークインは男爵芋と並ぶジャガイモの二大品種ですが、 日本で初めてメークインの試作が始まったのがここ厚沢部町で「メークイン発祥の地」と呼ばれています。 (※
)国道227号線をいったん日本海側に出て乙部町へ行き、ここで国道229号線の未走行区間を走ってきました。
この区間は海岸線から内陸部に大きく食い込むように入り込んでおり、何故この様なルートになったのか調べてみても理由は判りませんでした。多分、地形の関係で昔は海沿いのルートは無かったのではないかと思います。
10時04分、馬蹄形の「飛び地(約18㎞)」を走り終えて国道229号線の本道に戻り、海岸線沿いに函館に向かおうとしたところ工事中の看板で行く手を阻まれてしまいました。 理由は、3年前(2021年)に発生した「館の岬トンネル」小樽側出口付近(上の写真の×印)の崩落事故の復旧作業が未だに続いている為でした。
所管する函館開発建設部は現道での復旧を諦めて新たなトンネル掘削を決めましたが、開通はまだ先の話で見通しは立っていないそうです。やはり、想像通り昔は海沿いルートは無かったのではないかと思いました。
町道「館浦鳥山線」で工事区間を迂回して10時28分に国道227号線に戻り、再び「道の駅あっさぶ」の前を通って函館に向かいました。お天気も回復し交通量も少ないので走りは快調です。
周りの景色を眺めながらノンビリ走っていると、ふと回転計の針の無いことに気付きました...アレ? 無い!
北海道に着いた時からケーブルの唸り音が気になっていたのですが、どうやら家を出る前にケーブルの取り回しを変更したのが原因のようです。ケーブル軸に回転ムラが発生して針が異常に振れて疲労破壊したのだと思います。
この後は中心に残された小さな針の残骸を頼りにエンジン回転を読む羽目になりました。(^^;
厚沢部から40㎞程走って北斗市で道道96号線を経由して国道5号線に出て、それを少し北に進んで大沼公園の中を通り抜けて内浦湾の海岸線で国道278号線に入りました。 この国道278号線は少し先で新しくバイパスが出来ましたので、いちどそこを走ってから函館市内へ向かうことにします。
13時14分、道道83号線で亀田半島を横断して函館空港までやって来ました。ここから国道5号線の未走行区間に入るのですがどこを探しても国道標識が見当たりません。 空港近くのGSで給油をしながら道を尋ねると、なんと目の前が函館新外環道(国道5号線)の入り口でした。
14時00分、函館市桔梗町で新外環道を下りて6㎞ほどで今日の宿泊予定のスーパー銭湯「湯の箱こみち」に到着しました。今日の移動は8時間30分で358㎞(内、新規開拓は50㎞)でした。
コロナウイルス禍の影響でほとんどのスーパー銭湯が宿泊メニューを中止した中で、ここは数少ない(市内唯一)24時間営業のスーパー銭湯です。
この日は入館料+タオル+館内着で計¥1280と深夜延長料金¥700で泊まりました。参考までに、深夜延長料金は24時~4時までが¥700で4時を過ぎると¥2000になりますので注意が必要です。
仮眠室はTV付きのリクライニングシートで、毛布と枕の貸し出しがあります。
温泉に入って一息入れたあと、明日の天気を調べると予定していたニセコ方面は午後から雨予報となっています。雨中のテント設営は大変なので、一応こんな事も有ろうかとメモっておいた倶知安町のライダーハウス「雪月花廊」に電話をすると、残念ながらまだ休業中でした。 仕方がないので、急きょ予定を変更して函館で連泊して雨をやり過ごすことにします。28年前(1996年4月)に一度利用したことのあるのライダーハウス「ライムライト」に電話を入れると、幸い予約をとることが出来ました。
フェリー移動を含めると今日で4日目になり着替えが底を突いてきました。このスーパー銭湯にはコインランドリ‐が無いので受付で近くにコインランドリがないか尋ねていると、たまたま居合わせたお客さんが、車で1分程の所にコインランドリーが有ると教えてくれました。 車で1分なら歩いても行けそうな距離です。出かける準備をしていると、そのお客さんが帰るついでに車で送ってくれると言うので好意に甘えて送ってもらうことにしました。
しかしこれが大間違いで、車で1分どころか5分以上も掛かって到着しました。距離にすると優に2㎞以上は有りそうです。 好意で送ってもらったので仕方が有りません、一応お礼を言って車を降りたのですが案の定帰り道は暑い日差しの中を30分以上も歩く羽目になりました。また初めてのランドリー店なので要領が判らず、洗濯機も乾燥機も操作ミスで2回も回し余計な出費をしてしまいました。(^^;)
それでも悪いことばかりでは有りませんでした。洗濯を終えて帰り道を歩いていると偶然にも「ラッキーピエロ」の前を通り掛かりました。 ここはテレビ番組で知り、函館に行ったら是非訪れてみたいと思っていたお店なので、偶然見つけられて超ラッキーでした。