ライダーハウス「旅人宿昭栄」ー北海道川上郡弟子屈町

ライダーハウス「旅人宿昭栄」

利用:2024年6月13日 ホンダXL205Rパリダカ
平屋建ての家がライダーハウスになっていて、共用スペースと宿泊スペースに分けられています。当日は私一人でしたのでシャワーもコインランドリーもゆっくり利用出来ました。

テンプレート

ライダーハウス「旅人宿昭栄」
<北海道川上郡弟子屈町熊牛原野27線東1>
弟子屈町の中心部から約20分。国道391号線沿いGS(ENEOS)の隣です。周りには何も無いので買い物や食事は弟子屈市街で済ませた方が良いでしょう。


4時34分、スーパー銭湯「万葉の湯」を出発しました。天候は曇りで気温20℃、比較的暖かい朝です。
今日は道東方面が午後から雨予報なので予定を変更して斜里町でのキャンプを止め、頑張って弟子屈町のライダーハウスまで足を延ばすことにしました。 長距離走行になるので、時間を稼ぐために旭川から遠軽町までは高速(無料)を利用することにします。

国道40号線で旭川市内を抜け、5時21分に愛別ICで「旭川紋別自動車道」に入りました。早朝なので遥か前方に大型のカーゴトラック1台とセダンが1台走っているだけで道路はガラ空きです。 曇って日差しが無いので少し冷えますが快調に飛ばします。

5時51分、35㎞程走ったところで工事通行止めの標識が現れて浮島ICで高速を下ろされてしまいました。まだ遠軽までは60㎞近く有りますが、この先は国道333号線を走ることになりますので少し時間がかかりそうです。

6時32分、道の駅「まるせっぷ」で休憩をしました。少し空に晴れ間が出てきましたが逆に気温は下がってかなり寒くなって来ましたので、ここで綿のTシャツを暖かいフリース生地のシャツに着替えました。

7時08分、遠軽町に到着しました。ここから国道333号線と国道242号線の重複区間に入ります。
浮島ICで高速を降りた時は時間の遅れを心配したのですが、早朝だった為に一般道もほどんど車の通行が無く、結果的にどちらを走っても大した時間の差は無かったようです。 愛別ICからここまで101.3㎞を、1時間50分(休憩を含む)程で来ることが出来ました。

2024-6-13北海道その1

7時30分、佐呂間町若佐で国道333号線から道道103号線に入りサロマ湖に向かい、 7時56分に国道238号線に出ました。事前の調査ではここから6㎞程サロマ湖沿いに行くと「北勝水産」の直売店があって、そこの名物の「ホタテバーガー」を食べるのを楽しみにしていたのですが、予定が変わり少々時間が早く着きすぎてしまいました。 開店まではまだかなり時間が有ります。先程からパラパラと雨粒も落ちてきましたので残念ながら「ホタテバーガー」を食べるのは諦めて先を急ぐことにします。(;_;)

道道103号線

7時47分
道道103号線
<北海道常呂郡佐呂間町字知来>

サロマ湖の手前です。先程からパラパラと雨粒が落ち始めて来ました。やはり予報どうり天候が崩れて来たようです。午後からは本格的な雨になりそうな予感がします。


国道238号線に出て直ぐに道道442号線に入り、サロマ湖の東岸をオホーツク海に抜けました。 サロマ湖畔は道路と湖の境がハッキリとしていましたが、オホーツクの海岸は背丈の低い草の生い茂た荒涼とした風景でまさに北の海と言う感じでした。

道道442号線

8時04分
道道442号線
<北海道常呂郡佐呂間町字知来>

道道442号線(別名サロマ湖公園線)は左側にサロマ湖を見ながら5分程走るとオホーツク海側の干潟に突き当たります。そこで道は右に方向を変え更に5分程走ると国道238号線に出ました。


国道238号線を能取湖沿いに走り、網走市の手前で道道76号線に入って能取崎を回って9時12分に網走市北六条で国道239号線に出ました。 この地点には複数の国道が集まっており、網走川に沿った網走市六条~網走市大曲(3.2㎞)にはなんと六つの国道が重複しています。(詳細地図参照)

2024-6-13北海道その2

国道238号線を斜里町に向い、小清水町で南3号基幹道路(別名じゃがいも街道)の入り口に着きました。ここから東へまっすぐ、途中国道334号線を挟んで約26㎞走ったところにネットで話題になっている「天空に続く道」があります。

「天空への道」

10時28分
「天空に続く道」展望台
<北海道斜里郡斜里町朱円東>

ネットの写真を見て期待して行ったのですが、どこにでも有るただの「真直ぐな道」で周囲の景色も取り立てて見るものは無く少々ガッカリでした。

例えるならシンガポールのマーライオン、デンマークの人魚姫像、ベルギーの小便小僧と言ったところでしょうか。(^^;)


当初の予定は今夜はこの近くのキャンプ場に泊まって翌日国道334号線で知床半島を横断し、羅臼から道道87号線を半島の先端に向かって走る予定でしたが、残念ながら午後から天候が崩れそうなので知床半島の探索は諦めて、弟子屈のライダーハウスに行くことにします。

斜里町から国道244号線に入り、知床半島の付け根を横断して11時13分に根室海峡の標津町に着きました。知床半島の南側は青空も見え良い天気です。せっかくなのでそこから少し南にある野付半島も行ってみることにします。 野付[ノッケウ]とはアイヌ語で「あご」を意味します。野付半島は川が排出した土砂を海流が運んで造りあげた陸地で付け根から突端までは約26kmもあり日本最大です。

道道950号線

11時28分
道道950号線 野付半島
<北海道野付郡別海町>

竜神崎からの帰り道、エゾジカと遭遇しました。5頭の群れが道路の右側に現れ、そのうちのリーダーらしき角の大きな雄鹿ともう一匹はすぐに前方を横切って行ったのですが、残りの3頭はなかなか道路を渡ろうとせずしばらく私と並走する形になってしまいました。 そして数分後、その3頭がいきなり目の前に飛び出してきたので危うくぶつかるところでした。(^^;)


竜神崎から戻って次に中標津の開陽台に向かいました。国道272号線から道道972に入り、道道975号線と「北19号ミルクロード」を通って15㎞程で開陽台に到着しました。 「ミルクロード」は「天空に続く道」ほど長くは有りませんが、木立の中を一直線に続く道は北海道らしい景観で地平線が実感できる気持ちのいい道です。私的には「天空に続く道」よりもこちらの方が高評価です。

北19号ミルクロード

12時28分「北19号ミルクロード」
<北海道標津郡中標津町開陽>
道路の両側には沢山の牧場が広がっていました。

開陽台

12時44分「開陽台」
<北海道標津郡中標津町俣落2256−17>
標高270mの高台。360°のパノラマが広がります。

開陽台を後にして道道150号線に入った頃からまた雨がパラつき始めました。午後になり予報通りそろそろ天気も下り坂になって来たようです。摩周湖の東側で道道は150号線から1115号線に変わり、開陽台を出発して1時間10分程で国道391号線に出ました。

14時00分、国道391号線から摩周湖展望台の有る道道52号線に入りました。知床では山脈の南北で天候が急変します。標津では晴れていたのですがここ摩周湖の西側では激しい雨が降っています。展望台付近は更に霧も発生して全く視界が効きません。 摩周湖にはこれで4度目の訪問ですがいづれも天候が悪くて湖を見ることは出来ませんでした。0勝4敗です。(;_;)

前方の車のテールランプを頼りにゆっくりと慎重に走り、14時24分に弟子屈町で国道243号線にでました。 山を下りて霧は晴れたのですが依然として雨は降り続いています。28年間履き続けてきた「ゴアテックス」の防水シューズもここにきて遂に浸水してしまいました。

14時48分、ライダーハウス「旅人宿昭栄」に到着。荷物を整理した後弟子屈市内に出て食事をし、帰ってから溜まった洗濯をしました。 ここには家庭用の洗濯機と乾燥機(有料)が有ったので大助かりです。

今日は頑張ってほぼ二日分を走りました。10時間14分、走行距離521㎞。平均速度約51㎞/h、休憩時間も全て含めての速度ですので捕まったら「一発アウト」です。!(^^)!

旅人昭栄

17時09分
ライダーハウス「旅人宿昭栄」
←談話室   ベッドルーム↓

旅人昭栄


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