尾瀬ひのえまたかわばたキャンプ場ー福島県南会津郡檜枝岐村
4時28分出発。空はすでに明るくなっていますがまだ日の出前です。スーパー銭湯に泊まったので今朝はテントを畳んだり荷造りをする必要がなく、チョー楽チンです。\(^o^)/
今日はこれから奥利根の山あいを走ったあと国道17号線で新潟方面に向かい、魚沼から国道352号線で奥只見の銀傘平を通って福島県へ抜ける予定です。
沼田市内を抜けて国道17号線に出ると3㎞程で右手に突然国道291号線の標識が現れました。 今日は国道291号線を谷川岳まで走る計画ですが、分岐予定の「みなかみ」はまだ数キロ先で、標識が現れるのが少し早すぎます。不審に思いながらも標識に従って進入してみると、すぐに国道291号線は南に進路を変えて沼田市街に向かっていました。 ここは予定を組む時に見落としていた沼田市街を通る国道291号線の一部だったのです。また沼田に戻ることになりますが、せっかくなのでこの区間も走っておく事にします。
国道291号線を10分程沼田市街を走るとすぐに国道120号線に到達しました。そこからもう一度国道17号線に入って改めて「みなかみ」を目指します。
4時56分、本命の谷川岳に行く国道291号線に入りました。そしてすぐにその特異な道路の状態に驚かされました。 片側一車線の生活道路で路面の状態はあまり良くありませんが、何よりも驚いたのは路面のアップダウンが激しいことです。短区間に繰り返し路面が大きく上下にウネリ、そこにカーブが加わって、極端に言えばジェットコースターのアスファルト道路版と言った感じです。 国道の両側には家々が立ち並んでいて、この道も普段の生活道路として利用されているようですが、この辺りは冬の積雪も多いと思いますのではたしてこの急坂が通行できるのかはなはだ疑問です。個人的には冬場は出来るだけこの道路は走りたくないと思いました。
「みなかみ」から約35㎞で谷川岳ロープウェイ駅に着きましたが、そのすぐ先に車両止めの柵が設置されており、そこから先は通行止めになっていました。 本当の行き止りまではあと数キロなのでなんとかそこまで行きたかったのですが、諦めてここでUターンすることにします。
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5時36分
国道291号線
群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽
谷川岳ロープウエー乗り場のすぐ先です。
この先の一ノ倉沢が車両通行止めになっていました。
しかたがないのでここでUターンします。
通行止め地点から国道291号線を湯檜曽(ゆびそ)まで引き返し、そこから県道63号線で奥利根の山間部を抜けて尾瀬国立公園の入口である国道401号線に向かいました。 県道63号線は道路の状態は比較的良好ですが、やはり狭い上にカーブが多くて見通しが効かず、低速で慎重な走行を強いられて結構疲れます。
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6時26分
県道63号線
群馬県利根郡みなかみ町藤原
途中の「ならまた湖」の奈良俣ダムです。
結構走りごたえのある(疲れる)県道でした。(^^;)
7時17分、奥利根ゆけむり街道と通称される群馬県道63号(水上片品線)の約50㎞を1時間20分かけて走り抜け、片品村の戸倉で国道401号線にでました。 ここから尾瀬国立公園の方向へ向かいます。
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7時31分
国道401号線行き止り
群馬県利根郡片品村大字戸倉
戸倉から約8㎞で国道401号線は終っていました。
その先は一般車両は進入禁止です。
ここから尾瀬沼へは指定車両しか入れません。
行き止りから引き返して7時52分に片品村で国道120号線に出ました。 すぐに道の駅「尾瀬たかしな」が有りましたので休憩の為に立ち寄ったのですが、規模も小さく、時間も早くてまだ売店も開いていなかったので、ここで防水パンツをGパンにはき替えてトイレ休憩だけにしてすぐに出発しました。
8時56分に沼田市内を抜けてまた国道17号線にでました。今日三度目の17号線です。お天気は快晴で、車載温度計では気温は既に35度を越えようとしておりかなり暑くなってきました。
国道17号線はさすが一級国道だけあって道路のコンディションも良く快調に飛ばします。おかげで苗場で国道353号線の入り口を見落としてしまい。おまけに2日後の帰路でも素通りしてしまいました。(_ _)
9時54分に道の駅「みつまた」に立ち寄り、売店でおにぎり(¥248/個)を買って遅い朝食にしました。コシヒカリに昆布の具が入っていて結構美味しかったです。(^^)
道の駅「みつまた」から15㎞程走り、10時32分、左側に国道353号線の標識を見つけて進入しました。予定ではすぐに行き止りになるはずですが、なかなか終点に着きません(実は前述の苗場の国道と間違えていました)。 何時まで経っても終点にならず、どうも様子がおかしいので適当なところで引き返すことにしました。
引き返して直ぐに交叉する道路に国道117号線の標識が目に入りました。苗場の国道353号線はどの国道とも交わっていないはずなので、やはりミスコースです。 どうやら国道17号線のあまりの快調な走りにうっかり時間と距離のチェックを忘れ、苗場スキー場の入り口を行き過ぎて次の国道353号線まで来てしまったようです。このミスコースのおかげで往復30㎞のロスをしてしまいました。
石打まで引き返して再び国道17号線に入り、次の目的地の魚沼に向かいました。魚沼からは家も何もない山間部に入りますので、手前の長岡市で燃料補給をして長旅に備えます。
12時30分、魚沼で国道352号線にはいりました。ここからいよいよ奥只見のカーブとアップダウンの連続する長い山岳区間に入ります。
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13時12分
国道352号線
新潟県魚沼市大栃山
魚沼から約30㎞の枝折峠です。
途中道路を横切る猿を発見。
そのあとも立て続けに猿に遭遇しました。
子連れの親子猿もいたりして自然感満載です。
銀山平温泉の入り口には13時28分に到着しました。まだ目的地の桧枝岐(ひのえまた)までは半分程の道中で、本格的な山道走行はこれからです。 14時39分に新潟県から福島県にはいりましたが、ノロノロのワインディング走行の連続でかなり疲れましたので、ここで路肩にバイクを停めて少し休憩をしました。
15時17分、キャンプ場到着。「尾瀬ひのえまたかわばたキャンプ場」です。
キャンプ場の管理人はひとの良さそうなオバサンで、先にテントを設営してから受付をしに行くと、この先にいい温泉があるから入りに行けと行って無料の入館パスを貸してくれました。
燧の湯 (ひうちのゆ)と言う桧枝岐村の川窪橋を渡った所にある公衆浴場で、単純硫黄泉の源泉をかけ流しでした。
一般の入浴料¥1,000のところが無料で利用出来ましたので、これでキャンプ場の利用料¥1,000がチャラになりました。\(^o^)/(喜)
平日でしたので夏休みのシーズン中にも関わらずキャンプ場の利用客は少なく、好きな場所を選べました。 だだ、失敗だったのは選んだ場所がわりと水辺に近かったためにアブの来襲が激しかったことです。 場所が空いていたのでもっと水辺から離れた場所にテントを張るべきでした。
ここは標高約1000メートルで、モンベルの封筒型のシュラフ(適温温度10℃)を持って行ったのですが、夜は少し肌寒かったです。 ちなみにトイレはウオッシュレットで、気持ちよく利用できました。