アフリカツイン カセットテープ
2代目のマイクロカセットレコーダー(aiwa TP-M700)です

初代の写真が残っていないのですが、同じくマイクロカセットを使ったテープレコーダーです。 初代は雨対策としてレコーダーを改造して大型のON/OFFスイッチを追加し、防水ポーチに収納してポーチの外から布越しに手探りでスイッチを操作する方式でした。 そのため、操作ミスや電池切れなどでテープが走行していなくても外からは異常が判らず、録音ミスが多発していました。

写真の二代目は、テープの走行状態を目視で確認できるように透明の容器に入れてタンク上部に置くように改良しました。 また、ケースにレコーダーのON/OFFスイッチを追加して、赤・青のLEDでスイッチの位置が確認出来るようにしました(手前の基板)。 マイクロホンはコンデンサーマイクをヘルメットの内側の口元近くに埋め込んで、差し込みジャックで本体からのコードと接合するようにしています。 ですので、ヘルメットを脱ぐ前にジャックを外す必要があります。


アフリカツイン カセットテープ
二代目と三代目(Chivars CIR-18S)を並べてみました

三代目はワイヤレスリモコン付きのデジタルボイスレコーダーです。 ワイヤレスリモコンが付いたおかげで本体のレコーダーをジャケットのポケットに入れておくことが出来ますので、雨が降っても特別に防水対策をする必要が無くなりました。 また、録音マイクのコードもバイクの乗り降り時に毎回車体側とジャックの抜き差しをする手間が省けました。

このレコーダーの良いところはリモコン操作に電波方式を採用していることです。赤外線方式と違って衣服の中に入れていても信号を受信できます。 また、録音された音声は再生用のイヤホンで同時に聞くことが出来ますので、イヤホンでモニターしていればきちんと録音されていることが確認できます。

これは2006年に購入した古いもので、録音時間は最大で18時間40分、記録件数400件です。 一日の録音件数はおおよそ40件程で、録音時間もトータルで一時間にもなりませんのでメモリー容量的には10日近く連続で記録できます。 また乾電池(単4x2)は一日中電源を入れっぱなしにしても2~3日間は持ちますので、連泊ツーリングでもさほど大量に予備バッテリーを持参する必要はありません。
※使用実績例:連続使用時間42時間(6日間)、録音件数167件(約28件/日)

現在ではリモコンの送受信が全て赤外線方式に変わってしまい、電波方式のレコーダーはもう探しても見つかりません。 貴重な存在になりましたので、壊さないように大切に使っていこう思います。


アフリカツイン カセットテープ
マイクロホンをこれまでのヘルメット固定から咽喉マイクに変えました

ワイヤレスリモコンの採用で車体とコードで繋がれる不自由さからは解放されましたが、まだマイクのコードがヘルメットに繋がっており、メットを脱ぐときにうっかりコードを引っ張ってしまうことがよくありました。 ネットで検索すると、イヤホンマイクやインカムなど体とマイクを近づける色々な商品が出回っていますが、高価だったり、性能がイマイチだったり、形状が合わなかったり、またレコーダーとの接続方法が異なっていたりでなかなか満足出来るものがありません。 最終的に選択したのは医療用として提供されている咽喉マイクです。マイクロホンジャックの接続も問題なく、造りもしっかりしており品質も信頼できそうでしたのでこれを使用することにしました。

南豆無線電機のSHー12jKと言うモデルです。 風切り音やエンジン音など外部のノイズが入らないのでこれまでのピンマイクに比べるとあまり大声で話す必要は無くなりました。ただ、少し声がくぐもって聞こえますので、発声は多少意識してハッキリと喋らないと再生時に内容が聞き取りにくいことがあります。 サイズはSとLが有りましたのでLを選びました。ずっと装着していてもあまり圧迫感もなく長時間でも気になりません。ウッカリすると装着を忘れていて休憩時にレコーダーの電源を切るのを忘れるほどです。

レコーダーのリモコンは特製のブラケットを作ってサイドミラーのポストに共締めしています。 防水では有りませんので天気の悪いときはビニール袋をかぶせて雨対策をしています。ビニール袋を被せても、レインスーツでレコーダーを覆っても通信出来るのが電波方式のリモコンの良いところですね。


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