■ 自作集材用道具類
自作トング1号機です。
市販品を買うとン万円もするので6ミリの鉄板と16ミリの鉄棒を溶接して作りました。
材料費はたったの2,000円足らずで済みました。欠点はアームが長いので倒れやすく、丸太にセットした後に何かの拍子に外れてしまうことが多いことです。
しばらくは倒木の引き出しに活躍していたのですが、やはり横引き時にリンク部分が曲がってしまいますので、いまは丸太掴みを3号機にあとを譲り、長いアームを活かしてもっぱら切り株吊りに活躍しています。
2号機です。
40x9ミリの鉄板で作りました。リンクのレバー比を大きくしたのでグリップ力は格段に上がり横に引いてもほとんどスリップしません。しかしこれが逆に裏目に出て大物を引いている時にグニャリと曲がってしまいました。
リブを追加して補強しましたが使いづらいのでその後あまり出番はなくなってしまいました。
3号機です。
横引き時のリンク変形防止のため、アームを丸棒にしてリンクの上部をチェーン構造としました。
また、セット後の外れ防止のためのスプリングを追加しました。
牽引力1.6トンのチルホールです。こいつをパワーショベルのバケットに繋いで奥の方にある倒木を引きずり出す作戦です。ただしメードインCHですので使ってみるまで品質は信用できません。値段は国産の約1/3ですが使えれば儲け物使えなければ安物買いの銭失いです。まだ一度だけしか出番が有りませんが今のところ大丈夫そうです。
山から丸太を引きずり出す時に使用する止め金具です。工事用足場チェーンを利用して作りました。
中央に見える長いリンク(自作)を円周方向にしてセットします。チェーンを巻きつけるときに多少余裕を持たせられますので作業が楽に行えます。
丸太を引くときは長いリンクを写真のように起こすと丸太の周囲のチェーンが引き寄せられてガッチリと締まります。
牽引中は長いリンクがこの状態に保たれますので巻いたチェーンが滑ることはありません。先端に有るのはロープを通す8環(エイトカン)です。
丸太を斜面から降ろすときに使用するロープです。太さ10ミリ、16打ち編、破断強度900kg。
最初のころは麻のロープを使っていましたが、8環との摩擦が起きくて何回か使用するうちにほつれてきてしまいましたのでこれに変更しました。
自作の8環です。
立木にスリングベルトを巻き、それにロープの一端を固定します。後は登山の懸垂降下の要領で丸太を斜面から降ろします。
プロパンガスのボンベを利用して作った帽子です。
地面には切り株や木の根など邪魔ものだらけで、丸太を引き出すときに平らな先端がそれらに引っ掛かってなかなかすんなりと寄ってきません。
この帽子を被せることで丸い頭部が障害物を巧みにすり抜けてスムーズに引き寄せることができます。