■ 倉庫用の丸太加工
表皮を剥くと木部の表面にまだ薄皮の様なものが残っています。これを取り除くのに野菜の皮むき用ゴム手袋を使ってみました。
竹べらでしごくよりかなり効率的に取れるのですが、結構力も要りますし使っているうちにゴムのイボイボが摩耗してきます。
ホームセンターで見つけた亀の子たわしを試してみました。結果はご覧の通り丸太はピカピカです。
野菜の皮むき用ゴム手袋より値段も安く仕上がりも綺麗です。
両端に中心となる十文字を墨入し、両中心線を結んだ軸線が製材機のガイドレールに縦・横両方向共平行となるようにセットします。
これで全ての加工はガイドレールを基準に行う事ができます。
大型の丸鋸で背面に収縮時の割れ防止のためのスリ割りを加工します。
マルチベースに載せた電動カンナで、凹凸の丸太の表面に平面を造っていきます。
次からは、すべてこの面を基準として作業を行います。
中心線を描き、図面に従って加工線を墨入れしました。
両端にホゾを加工しました。
ここでは80x160のホゾを加工しています。
相手穴の最終仕上がり寸法を見てから仕上げ加工をするのですこしケガキ線より大きめにカットしています。
丸太用のチェーンノミで、ホゾを差し込む穴加工をしているところです。
チェーンノミで粗加工をした後に手ノミで仕上を行います。
この後、ホゾ穴の左右に相手側部材のアタリ面を造る為に面取りカッターで加工しますが、その前準備として丸鋸で寸法を出しているところです。
いきなり面取りカッターで加工しても良いのですが、木目と直角に加工しますので念のため丸鋸で切れ目をいれておきます。
スジカイの端を斜めにカットする時の簡易冶具です。
両端の切断面の直角がズレないように補強したベニヤ板で一体型のガイドを作り、大径の電動丸ノコで両端を切断します。
柱や梁の大物部材の加工が全て終わりました。
12月の中旬から始めてほぼ4カ月間、寒い冬空の下での庭作業でしたが、我ながらよく頑張りました。
\(^0^)/
2010年3月20日