■道路の補修ー石畳化
コマツ君で掘削して造成した直後の状態です。
撮影:2008年5月13日
4年間でかなり表土が流失して凸凹になりました。中央部分もへこんでいます。
傾斜がかなり急な場所も出来て運搬車での登坂も難しくなってきました。
撮影:2012年5月19日
水糸のガイドに沿って傾斜が一定になるように丸太で山側の土留めを行います。
材料集めが有りましたのでこの作業におおよそ一カ月を要しました。
撮影:2012年6月14日
へこんだところに盛り土をして地面の高さ一定に整えます。
土は林道を少し先に進んだところで採取して軽トラで運び、少しずつ運搬車に積んだセメントをこねる「トロ箱」に移し替えて運びました。
投入した土はプレートランマーできつく締め固めていきます。
傾斜がきついのでランマーの移動が大変です。下りは重力で楽に動いてくれますが、上りはハンドルを押しただけでは登ってくれません。プレートの先端を掴んで引き上げるのですが、これが結構な重労働です。
およそ二か月かけて小屋の前まで土入れが終わりました。
軽トラで10パイ以上は運びました。かなりの量です。
撮影:2012年8月4日
石積みの作業現場まで、このようにひとつひとつ運搬車で石を運びます。
運搬車はパーキングブレーキ(いろいろ写真集「小型運搬車の制作」)を追加したので坂道駐車が可能となり、作業の安全性が向上しました。
工事は資材倉庫の前から始めて下へと進めます。
まずはパズルを組み立てるように、石の形を観ながら順番に並べて行きます。ただ、このパズル(石)は重い上に3次元なので、上下・左右ひっくり返して形を合わせるのが大変です。
撮影:2012年8月5日
小屋前の水平面から下り斜面に変わる部分です。
坂の下からの石の運搬作業と、3次元パズルの組み合わせに苦戦して1日に1メートル程しか造ることが出来ません。
撮影:2012年8月26日
夏から秋にかけてひたすら石を並べ続けてようやく1/3程が出来上がりました。
すでに季節も冬になり地面の凍結が心配される時期になりましたので、今年はここで一旦作業は中止とします。
下から見上げるとこんな感じです。
年内にはなんとか完成させたいと思っていましたが来年の春まで持ち越しです。
撮影:2012年11月18日
年が明け、少し暖かくなってから4月にまた作業を再開しました。
GWもがんばりましたが、一ヶ月で延長できたのは僅か3~4mです。
左にあるコンクリートミキサーの位置が参考になります。
撮影:2013年5月5日
カーブをしながら下っていきます。
面がねじれるように移動していきますので、変なうねりが出来ない様に慎重に石組みを行います。
撮影:2013年6月30日
きれいにカーブを回り込みました。
撮影:2013年7月28日
第一コーナーまではまだ10mほど有りますが、この辺りは地面が比較的硬くあまり荒れていないので、こここでいったん石畳みは終りとします。
ついに完成です。
撮影:2013年9月6日
あらためて完成した石畳を眺めてみました。
坂の中間付近から上(資材倉庫の方向)を見上げた景色です。
同じ場所から向きを変えて、下の方を見た景色です。
材料の石の確保から始まって、ここに至るまで1年7ヶ月の長期工事もやっと終わりました。\(^o^)/
撮影:2013年9月13日