改造エンジンコンプレッサー

エンジン駆動に改造するので、圧力スイッチ制御ではなくアンローダー制御のコンプレッサーを探しました。

ヤフオクで5,000円で入手したモーターの故障した明治コンプレッサーです。


コンプレッサーのシリンダーを冷却するファンが右回転なので、エンジンも右回転の物を載せました。


使用したのはクボタのGN185-EJです。3.2馬力/1600rpm。

ほとんどの汎用エンジンは左回転ですが、このエンジンは数少ない右回転のエンジンです

シリンダーヘッドのアンローダーバルブです。

アンローダー時は、普通モーターもエンジンも高回転で回りっぱなしですが、燃料節約と消音のため、設定圧力まで上昇したらアイドル運転になるように改造します。

アンローダーバルブのエア圧力をここから取り出して、エンジンのスロットル制御に使用します。

アンローダーがONの時はタンク内のエア圧が掛かり、OFFになると大気圧に戻ります。

エンジンをスローダウンさせる制御部分です。

コントロールケーブルは、キャブレターのところで手動のスロットルケーブルと接続されており、アンローダーバルブが作動するとエンジンスロットルを強制的にアイドル位置まで戻します。

①アンローダーバルブからのエアー接続ポート。
②エアバルブ:閉じればエンジンのスロットル制御を無効にできます。
③スロットルケーブル駆動用のエアーシリンダーです。通常はゴムブーツの中のスプリングでロッドが押し出されています。



④エンジン回転が急激に変化しないように、エアーの流量を制限してシリンダーの作動速度を調整するスピードコントローラーです。


⑤エアーシリンダーへの圧力調整用レギュレーターです。
⑥炭酸ガスボンベを利用したエアーチャンバーです。エアーシリンダーの非圧力側ポートと接続して、シリンダー内へゴミが入らないよう閉回路にしています。エアーフィルターの替わりです。



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