25 林内通勤用バイク
完成した道路は平坦な部分がほとんど無く、20度以上もある急勾配が何か所もあります。ですから、車を停めた林道から尾根の工事現場までの移動が結構たいへんな仕事になってきました。 山仕事をするようになって多少は体力が付いたかと思えば
そんな訳で林内移動用の乗り物を造ることにしました。 さっそくパーツの調達です。 取り外した中華バギーのリヤアクスルです。 これをモンキーに移植します。 中華バギーのリヤアクスルを移植しました。 構造上の都合でサスペンションはモノショックになりました。 手元に有ったカヤバのガスショックをブラケットを新設して取り付けています。 減速比はフロントとリヤスプロケットの歯数を変えて対応します。 上が改造仕様 フロント11T、リヤ45T 下がノーマル フロント13T、リヤ31T これでノーマルのほぼ倍の減速比になります。 エイプ用のリヤスプロケットと中華バギーのシャフトハブはインロー径もPCDも異なりますので改造が必要です。
公道は走らないので不必要な保安部品は全て取り外しました。 中華バギーから移植したリヤのディスクブレーキも、マスターシリンダーをハンドルレバー形式から一般的な足で操作する形式に改造し、ついでに坂道駐車が出来るようにパーキングブレーキ機能を追加しています(2枚目の写真の黄色い部分、詳細は「いろいろ写真集」に)。 フロントに自転車のお買い物かご、リヤには中華バギーのキャリヤを移植して完成です。 取り外して不要になった部品はヤフオクで売却しましたので、改造費はトータル3,210円でした。 現地に持ち込んでいよいよ運用開始です。 さて、いよいよ本題の坂道登坂に挑戦です。 山林への入り口です。ここから登っていきます。 地面は結構荒れていて、小石がいっぱい表面に浮いています。この小石が曲者で、タイヤ空転の引き金になったりします。 2011年7月17日 慎重にスロットルを操作し、先程スタックした地点をなんとかクリアして上へ上へと登って行きます。つぎの難関は坂道の途中に所々掘ってある排水用の横溝です。
体を前輪に覆いかぶせるように思いっきり前方荷重にして溝の通過を図ります。ところが前輪が勢い良く溝を飛越えて向こう側に着地した瞬間、いきなりモンキー君が体操選手の様にバック転を始めてしまいました。
モンキー君と一緒に転落するのを防ぐため、仰向けの体勢のままとっさにステップを天に向って蹴り上げ、モンキー君に巴投げを掛けます。後方へ坂が下っているのでうまく技が決まり、一瞬モンキー君と体が離れたところですかさず体を横にひねって恐怖の回転面から脱出。なんとか無事に車体から離脱して自身は坂の途中で止まることが出来ました。 一度も活躍することなく、こうしてあえなくモンキー君はお払い箱となりました。あやうくモンキー君の下敷きになりかけたことよりもせっかくの作品が失敗したショックの方が大です...(泣)。
モンキー君には心配したほどダメージが無かったので、修理して売ることにしました。ヤフオクに出品したら3万5千円で売れました。 よっしゃ!これを元手にしてトライアルバイクを買うぞ! =後後日談= 書類の無いホンダTLR200を1万円で手に入れました。 これなら多分大丈夫でしょう。 運転技術さえあれば(あればの話ですが)かなりの急こう配でも登れるはずです。チャンチャン♪♪ 一応動きますが、外観は結構痛んでいます。 保安部品は全く付いていません。 一通り点検整備をしたら、荷物搭載用のキャリア類を作ってから山へ持っていこうと思います。 |
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