24 やっと道路工事完了

昨年の末に道路工事を再開し、ほぼこれだけに作業を集中した結果、ようやくゴール地点の尾根に到達することが出来ました。
最初に作業を開始してからいつの間にか5年の歳月が過ぎていました。途中2年ほどは倉庫造りをしていましたので実質3年の工期というわけです。



だいぶ暖かくなって木々も芽吹き、作業もやり易くなりました。
8合目あたりの風景です。
だいぶゴールに近づいてきました。
2011年5月8日

総延長約250m。つづら折れの急坂ばかりで、おまけに道が崩れないように土留めをしながらの作業でしたので、結構手間が掛りました。
正確には数えていませんが、土留めの為に打ち込んだ杭の数はおおよそ200本位でしょう。また使用した丸太の数も大体100本位になります。 普段慣れない力仕事ですので、寒い時はそれ程でも無かったのですが暑い時は体力の消耗が激しくて本当に大変でした。




最後の坂を登り切った瞬間です。
やっとこれで工事も終りです。
2011年7月17日




坂の上から振り向いて見える景色です。
ここはほぼ尾根の頂上で、この写真の左手に秘密基地を造ろうと思います。

道路と言っても単に斜面を削って埋め戻しただけの単純な造成ですので、あまり強度は有りません。 とりあえず幅は1.5m程で造っていますが、いずれ法面は崩れ、土留めの丸太も腐って路肩も落ちていきますので、最終的に往来できる道幅は半分ほどに縮小されることでしょう。 まあ、それまでには山小屋を完成させるつもりですので問題は無いと思いますが...。

それよりも、問題は路面の維持です。傾斜がきついので雨水の流れが早く、表土をどんどん奪い去って深い溝を掘ってしまいます。ある程度表面を硬くしようと一部に砂利を入れてみたのですが、運搬車が作る轍が引き金となってやはり溝が掘られてしまいました。 実際に初期のころに造った道の部分ではすでにあちらこちら表土が流され、何度か修復したにもかかわらずかなり表面が荒れています。

道の建設を始めてから4年後、まだ道は完成していませんが入り口付近はすでにこの状態です。
雨水の浸食で出来た溝は表面がもろいので運搬車のキャタピラですぐに崩れ、表面が柔らかくなって更に浸食に追い打ちを掛けます。

平坦な路面を維持するためには運搬車の走行にも耐えれるような大きめの石を敷き詰めるか、土砂をせき止めるエン堤のようなものを要所要所に設けて表土の流出を防ぐしかないでしょう。 いずれにしても維持管理が大変そうです。

出来るだけ早く自然の草木が根を張って路面を保護してほしいものですが、山小屋が完成するまでは資材の運搬があるのでどうしても路面を痛めてしまいそうです。 建物が完成した後は運搬車の通行を極力控えて出来るだけ道路に負担を掛けないようにしなければなりません。 将来的にはこの道は人が通るだけの用途に限定し、物資の運搬は別の方法(例えば運搬用単軌道車「モノレール」の導入)を検討しようと考えています。