01 おやじの独り言

長かったお勤めもようやく終わりに近づいてきた。しかし落ち着いて世の中を見渡してみれば、残念ながら金持ちの仲間入りを果たせなかったおやじがおいそれと遊んで残りの人生を楽しめる状況にない。

年金支給は遠のくは、「生涯現役」と言葉巧みに労働延長(定年延長)を押し付けるは、お役所の考え出す事は全てが如何におやじを養うためのコストを削減し、なおかつ低賃金で使い続けるための算段ばかりである。

このままでは死ぬまでこき使われることになる。労働から解放された時にはとっくに人生の賞味期限は過ぎており、数年後にはあの世行きという悲しい結末に成りかねない。

最近は体力や記憶力がかなり落ちてきた。記憶力の低下も気になるが肉体の衰えはさらに加速度的なのでやりたい事があってもすぐに限界がやってくるだろう。これからは何を始めるにしても時間が問題だ。モタモタしてはいられない。

いつ何時減額・再延長されるかもしれない年金は貰える時に確実に貰っておいたほうがいいだろう。定年延長なぞクソ喰らえである。