スズキDR250SH(SJ44A)

スズキDR250SH
メーカースズキ
モデル名DR250SH
型式SJ44A
全長/幅/高2,230/885/1,255mm
ホイールベース1,445mm
車体重量117kg(乾燥)134kg(装備)
燃料容量9.0リットル
エンジン油冷4サイクル単気筒 SOHC4バルブ
総排気量249cc
最高出力29ps/8,500rpm
最高トルク2.5kg-m/7,000rpm
原動機型式J418
変速機型式常時噛合式6段リターン
タイヤ(前)80/100-21 51P(後)110/90-18 61P

▮車両プロフィール▮
初代DR250S:SJ41AはホンダXL250、ヤマハXT250、カワサキKL250への対抗モデルとして1982年に投入された。 DR250S:SJ44Aは2代目であり、エンデューロモデルDR350の公道バージョンDR350S(349cc)の249ccエンジン搭載モデルとして1990年に発表された。 したがって、初代とは同名だが全くといっていいほど共通パーツを持たない別物である。
市販4サイクル250㏄クラスのオフロード車としては国内で初めて倒立式フロントフォークが採用され、軽量・高剛性化を両立、走破性を向上させた。 エンジンは当時のスズキの伝家の宝刀である油冷エンジンで、エンジンオイルの循環方式は、エンジン下部にオイルパンがなくメインフレームをオイルタンクにしてポンプで強制的に循環させるドライサンプ方式である。
新設計の250cc 4サイクル油冷単気筒エンジンと耐久性のあるフレームで、 初心者でも扱いやすい操縦性とマニアの要求に応えるハイレベルな性能を両立しており、市街地走行からオフロード走行まで幅広い用途で活用できるマシンとなったが、同クラスの他車と比較すると若干重たく、オフロードでの評価は芳しくなかった。
DR250SHは、スズキ70周年記念車として2段階に車高調整できる画期的な油圧式車高調整機能を持ったモデルとして追加され、大きな反響を呼んだ。 ハンドル左側に装備されたダイヤル・スイッチ(機械式)を回すと車高を45mm下げることができ、上げる時は後輪が上下動するエネルギーを活用した油圧ポンプを利用するという方式である。
1995年に3代目モデルDR250R:SJ45Aが発表される。DR350後期モデルとトランスミッション・前後ホイールを共用する以外他のほとんどのパーツが一新され、 フロントは倒立フォークから新設計のカートリッジタイプのφ43mm正立フォークになり、ドライサンプからウェットサンプへの変更、メッキシリンダーの採用、アルミスポークニップルなど軽量化に努め、先代までの負圧キャブから強制開閉フラットバルブキャブへの変更など、先代の「重たい・非力」といった不評を吹き飛ばした。


1990年発売。当時クラス唯一の倒立フォークを採用した油冷・単発のオフローダーです。軽量で車高調整装置(Seat Height Control)つきです。 このSHCは背の高い方には必要の無い機能ですが、私は大助かりでした。オフ車はみな車高が高いので足付き性に問題が有ったのですが、ローポジションにすれば私でも足べったりで停車することが出来、特に荷物満載時に交差点でバレーを踊らなくてすむのは大助かりです。

林道初心者だった私は通常はハイポジションで走っておりましたが、ガレ場などではローポジションに切り替えて足付き性を良くすることで安心して通り抜けることが出来ました。

高速道路では他の250ccモデル同様少々かったるいものが有りますが、大型車と比較して燃費が良いことと軽量でどこへでも入っていける手軽さは近・中距離ツーリングにはピッタリのサイズだと思います。
欠点としては、オフ車全般に言えることで、また仕方のないことですが、ツーリングマシンとしてはタンク容量が少ないことです。燃費は平均で29km/リットルでしたが、200kmも走らないうちにリザーブになってしまいますので、私はボトルに詰めた予備燃料をいつも携帯しておりました。ツーリングに出るときはやはり無給油で300km位は走れると楽ですよね。


スズキDR250SH


1996年4月29日
北海道伊達市
国道453号線
昭和新山を背景にして

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