ホンダXRV750アフリカツイン
メーカー | ホンダ |
モデル名 | XRV750アフリカツイン |
型式 | RD07 |
全長/幅/高 | 2320/905/1430mm |
ホイールベース | 1,555m |
車体重量 | 207kg(乾燥)234kg(装備) |
燃料容量 | 23.0リットル |
エンジン | 水冷4サイクルOHC 3バルブV型2気筒 | 総排気量 | 742cc |
最高出力 | 58ps/7500rpm |
最高トルク | 6.1kg-m/6000rpm |
原動機型式 | RD04E |
変速機型式 | リターン式5段変速 |
タイヤ | (前)90/90-21 (後)140/80R17 |
▮車両プロフィール▮
フランス・パリからアフリカ西海岸のセネガル・ダカールまでを競うアドベンチャーレース、パリ~ダカール・ラリーに参戦し、1986年から1989年に4連勝を飾ったホンダのワークスマシンNXR750の技術を投入したアドベンチャーツーリングモデル。
1988年に登場し、当初は650ccだったが1990年発表の2代目以降は750ccエンジンとなった。基本的には海外市場向けのモデルながら、国内へも台数限定という形で導入された。
専用のサスペンションとフレームに大口径キャブやオイルクーラーの装着など単なるレプリカではなくきちんと煮詰められたオフロード寄りのデュアルパーパスで、パリダカにも参戦し、最も市販車に近い状態で競うプロダクションクラス(無改造)で1989-1990と2年連続優勝を飾っている。
2000年のマイナーチェンジをもって本型式は生産終了となったが、大柄なオフロードスタイルを活かし、山道も林道も高速道もオールラウンドで楽しめるスーパーアドベンチャーであった。
250ccのオフロードを探しにショップに行ったときにまだ5,000kmしか走行していないこの98年モデルに出会い、その黒い巨象の迫力にたまらず購入してしまいました。以来もっぱらツーリングのみに使用しいます。
見た目は大きくてごつい感じがしますが、いったん走り出してしまえば強力なVツインエンジンのおかげで非常に乗りやすく、長距離ツーリングに出かけても全く疲れを感じさせません。また大型フェアリングも効果的で高速道路では快適なクルージングができます。逆に防風効果が良すぎて夏場の一般道ではもう少し風が欲しい位です。
私は比較的小柄なのでノーマルの車高では停車時の車体保持が少々苦しいため、リヤサスをギリギリまで調整してなんとか足付き性を確保しました。また大型キャリアを自作して荷物の積載能力もアップさせています。
車両の調子はきわめて好調で、そろそろ40,000kmになりますがこれまでのところ消耗品の交換のみで全く故障はありません。先日初めてリヤをパンクさせてしまいましたが、さすがにこの巨体では道端でパンク修理をするのはかなわず、レッカーで運んでもらう羽目になりました。唯一欠点といえばオフ車としては少々重めのこの車体重量(234kg)でしょうか?
私のような『止むを得ない場合は林道も走るが、オンが中心』のロングツーリング派にお勧めです。もちろん腕に自信のあるライダーにはまさに向かうところ敵なしです。
2002年5月12日
福井県大野市 国道157号線
真名川ダムにて