ホンダスーパーカブC100
メーカー | ホンダ |
モデル名 | C100 |
型式 | -- |
全長/幅/高 | 1,780/575/945mm |
ホイールベース | 1,180mm |
車体重量 | 55kg(乾燥)---kg(装備) |
燃料容量 | 3.0リットル |
エンジン | 空冷4サイクル単気筒OHV2バルブ | 総排気量 | 49cc |
最高出力 | 4.5ps/9,500rpm |
最高トルク | 0.34kg-m/8,000rpm |
原動機型式 | -- |
変速機型式 | 常時噛合式3段 |
タイヤ | (前)2.25-17 4PR (後)2.25-17 4PR |
▮車両プロフィール▮
1958年8月のC100の発売開始以来、「スーパーカブ」は今や世界160ヶ国以上で販売され、世界最多生産のオートバイとして総生産台数一億台を超える名車となりました。
この「スーパーカブ」の初代モデルであるC100は、まだ主要道路の舗装率が10%ぐらいの当時の日本の道路事情に合わせ、「悪路でも乗りやすく、頑丈で、誰でもあつかえ、親しみやすい」をコンセプトに開発が進められました。
この高性能でありながら「手の内に入る」小型大衆車を実現するためにC100に織り込まれたのが、
《燃費性能と耐久性に優れた空冷4ストロークエンジン》《変速時のクラッチ操作を要さない自動遠心クラッチシステム》《乗り降りが容易な低床バックボーンフレーム》《足元への泥はねや走行風を軽減させる大型の樹脂製レッグシールド》《日本人の体格と走破性を両立させた17インチタイヤ》等々の特徴的な機能と専用装備です。
こうして完成されたC100は、最高出力4.5PSという125cc並みの驚異的な性能の4サイクルエンジンに加えて、鉄の塊のようなバイクしか無かった時代に「スタイリッシュでカッコいい」という評判もあり、女性を含めた幅広いユーザーを獲得して、同クラスの小型オートバイのみならず、上位クラスのスクーターをも一挙に圧倒する大成功を収めました。
とにかく造れば造るだけ売れる状況で、部品メーカーの供給が追いつかず、一社のみの供給では間に合わなくなり色んなメーカーから部品を掻き集める様な事態になった結果、時期によって形や色が少し違うモデルがいくつも出現したほどです。
このC100の登場と強気な戦略のおかげで、ホンダはバイク業界の盟主として圧倒的な地位を築きあげます。
スーパーカブはその後、1960年に要望の多かったセルモーター付きのC102と、若者向けのスポーツカブC110が発売され、翌1961年には免許改定に合わせ二人乗り出来るように54cc化して、原付二種となったC105とセル付きのCD105が発売されるなど、
現在に至るまで60年以上にわたって改良が続けられ、小排気量オートバイ分野ではイタリアのピアッジオ社が製造するスクーターのベスパ(1946年-)と並ぶ世界的ロングセラーとなりました。
高校1年の時に知人から貰った初めてのバイクで、ここからバイクデビューが始まりました。
この頃はまだ、バイク乗ってどこかへ行こうと言うような特別な目的も無かったので、ただ目的も無くひたすら近所を走り回るだけで、もっぱら機械いじりの材料にして、カウルを外したり、フェンダーを削ったりとあちらこちらを改造しまくって遊んでいました。
(実家の風呂場前にて、1962年撮影)